よくあるご質問FAQ

WRAYMER実体顕微鏡LW-800シリーズの組み立て

ズーム型実体顕微鏡LW-820・LW-820T・LW-830Tの組み立て方を解説します。

1. 製品について

実体顕微鏡LW-800シリーズは鏡筒(顕微鏡本体)のみの製品であり、顕微鏡用スタンドや照明機器といった周辺機器は付属しておりません。

既にご所有の機器を流用される場合は不要ですが、実体顕微鏡を初めて導入されるような場合は、必要なスタンド・照明機器を併せてご検討ください。

2. 接眼レンズの取付

接眼筒のキャップを外し、付属の接眼レンズを取り付けます。

接眼レンズを挿入した後、不意の脱落を防ぐため、接眼レンズ固定ネジを付属の六角レンチ(M1.5)で締めこみます。

2-1. 接眼ミクロメーターの装着(必要な場合)

なお、接眼レンズは2本付属していますが、そのうち1本には接眼ミクロメーターを装着・固定するための環状ネジが備わっています。接眼ミクロメーターを使用する場合、環状ネジを取り外し、ネジ上面のスロットにΦ24mmの接眼ミクロメーター・レチクルを設置してから、再度接眼レンズに装着してください。

接眼ミクロメーター装着済みの接眼レンズは、右眼・左眼どちらに取り付けても構いません。

3. リングライトアダプタの取付

対物レンズ下端のキャップを取り外し、付属のリングライトアダプタをねじ込んで装着します。

なお、リングライトアダプタはリングライト等の照明機器を取り付けるためのパーツですので、リングライトを装着されない場合は取り付ける必要はありません。

補助対物レンズを使用する場合は、リングライトアダプタの代わりに取り付けます(リングライトアダプタを装着した状態では取り付けられません)。

4. Cマウントアダプタの取付(LW-820T・830T)

三眼鏡筒モデルの場合、三眼鏡筒部にカメラを接続するためのCマウントアダプタを取り付けます。

三眼鏡筒部のマウンティングポート背面のネジを付属の六角レンチ(M2.5)で緩め、上部のフタを取り外します。付属のCマウントアダプタの下端(キャップが無い側)をマウンティングポートに装着し、ポート背面のネジを締めこんで固定します。

顕微鏡用カメラがある場合は、Cマウントアダプタ上面のキャップを取り外し、カメラのCマウント部をねじ込んで装着します。

5. 顕微鏡の設置

あらかじめ設置しておいた顕微鏡用スタンドのマウント部(Φ76mm)に顕微鏡を差し込んで取り付けます。

これで実体顕微鏡LW-800シリーズの組み立ては完了です。

6. 顕微鏡の初期設定(同焦点調整)

ズーム型実体顕微鏡LW-800シリーズは、ズーム変更時にも焦点が合い続ける同焦点の調整が可能な製品です。また、三眼鏡筒モデルの場合、接眼レンズとカメラ撮影像の同焦点も調整可能です。

これらの設定手順については、以下の記事にて解説しておりますので、ご利用開始前にご確認ください。