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顕微鏡用カメラ・位相差顕微鏡での口腔内細菌撮影イメージサンプル

歯科用途等において、位相差顕微鏡を用いての口腔内細菌の観察・撮影は広く行われています。

今回は、レイマーの位相差顕微鏡BX-3500TPHLでの観察像イメージ、およびセンサーサイズの異なる各種顕微鏡用カメラを装着した場合の撮影像を紹介します。

位相差顕微鏡BX-3500TPHL接眼レンズ観察像イメージ

対物レンズ40倍を使用し、いわゆる総合倍率400倍の状態での観察イメージです。

位相差像の観察は可能ですが、やはり細菌観察の場合は対象物が非常に小さく、一般の患者様等に見せられるような用途では判別がしづらいことも考えられます。

顕微鏡用カメラを使用し、パソコンやモニタ上に映像・画像として表示させることで提案や説明が行いやすくなりますが、このとき使用する顕微鏡用カメラのセンサーサイズによって撮影像が大きく異なります。

具体的には撮影できる範囲が異なるため、広い範囲が撮影できるセンサーサイズが大きな顕微鏡用カメラであれば上記の接眼レンズ観察像に近い像が、センサーサイズの小さい顕微鏡用カメラであれば狭い範囲を強拡大像として映し出すことができます。

以下では、センサーサイズの異なる5種の顕微鏡用カメラの撮影像をご確認いただけます。

顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-NOA2000の撮影像(1インチ)

レイマーの顕微鏡用カメラの中ではもっとも大型サイズである1インチセンサーを搭載した顕微鏡用カメラWRAYCAM-NOA2000の撮影像です。
接眼レンズとほぼ同等の広範囲を撮影できるため、接眼レンズを覗いた像と近しいものを共有できますが、細菌等の細かい対象物は小さいまま映し出されます。

顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-VEX830の撮影像(1/1.2インチ)

センサーサイズ1/1.2インチの顕微鏡用カメラWRAYCAM-VEX830での撮影像です。
WRAYCAM-NOA2000に比べるとわずかに拡大された像となりますので、接眼レンズ観察時の像に近似した撮影範囲をご希望の場合には当該機種も適切です。
センサー感度も高く追随性に優れるため、静止画だけでなく動画撮影にも有用です。

顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-NOA630Bの撮影像(1/1.8インチ)

センサーサイズ1/1.8インチの顕微鏡用カメラWRAYCAM-NOA630Bで撮影した像は、接眼レンズ観察像に比べるとかなり強拡大な像となっています。
撮影範囲が狭くなる代わりに、小さく映っていた細菌も分かりやすくなります。

顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-EL510(1/2.5インチ)

センサーサイズ1/2.5インチの顕微鏡用カメラWRAYCAM-EL510では、WRAYCAM-NOA630Bより一回り強拡大された像となります。
細菌類の映り方にインパクトが強くなり、一般の患者様でも判別が容易です。

顕微鏡用USBカメラWRAYCAM-VEX120(1/3インチ)

レイマーの顕微鏡用デジタルカメラとしては最も小型センサーである1/3インチのWRAYCAM-VEX120での撮影像です。
最も強拡大された像が撮影できるため、接眼レンズ観察や大型センサーサイズの顕微鏡用カメラでの撮影像に比べ、細かな標本のインパクトが強くなります。

さいごに

位相差顕微鏡と顕微鏡用カメラを使用することで、口腔内細菌の映像や画像の取得が可能です。

撮影した映像・画像をどのような目的で利用されるかによって、適切な顕微鏡用カメラ機種が異なってきますので、ご検討いただく際は本記事をご参考いただけますと幸いです。