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FLOYD-2A PC接続時に使用できる機能

HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2Aは、HDMIモニタとの接続のほか、Wi-Fi接続・Ethernet接続によるパソコンでの制御にも対応しています。

Windows用ソフトウェアMicroStudio、Mac用ソフトウェアSpectmanのいずれにも対応していますが、本記事ではWindows専用のMicroStudioを使用する際に、FLOYD-2Aで利用可能な機能について解説していきます。

FLOYD-2AがMicroStudioで使用できる機能

HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2Aは、USBカメラWRAYCAMシリーズと同じソフトウェアで制御しますが、映像データの生成方法の違いおよび一部機能差等により、MicroStudioの全ての機能が利用できるわけではありません。

計測・画像合成といったツール類は基本的にすべて利用可能ですが、カメラサイドバーで設定・調整可能な機能に制限があります。

キャプチャ/解像度

静止画・動画の撮影やを行うパネルです。

解像度設定も兼ねていますが、HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2Aは解像度の選択ができないモデル(フルHD1920x1080固定)のため、撮影・プレビュー解像度を変更することはできません。

露出時間/ゲイン

露出時間・ゲインの調整パネルです。HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2Aの場合、露出時間の最長は918ms(1秒未満)となっています。

オートフォーカス

オートフォーカス機能の制御用パネルです。HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2Aでのみ表示されます。
HDMIモードと同じく、プレビュー画面を7×7の49エリアに区切り、指定したエリアのフォーカスを自動で調整します。

自動:指定したエリアのフォーカスを自動的に調整します。
マニュアル:指定したエリアに対し、フォーカス調整を行いたい際に「一度」ボタンをクリックすることでフォーカスを調整します。
一度:マニュアルフォーカス調整の際に使用します。
共役較正:センサー位置を初期値にリセットします。
+-/スライダー:センサー位置を手動で調整します。

ホワイトバランス

色味のバランスを調整する機能です。自動調整のほか、RGB値を手動で調整することも可能です。

カラー調整

色相やコントラスト等の画質・色味に関わるパラメータを調整するパネルです。

フリッカーレス

照明光のパルスと露出時間が同期してしまうことで発生するフリッカー(モアレ)を解消する機能です。
使用すると、自動的に交流電源の周期(50Hz/60Hz)と同期しない露出時間に調整されます。

ビットレート(Mbps)

撮影像の品質を調整します。ビットレートが高いほど高画質・高品質となりますが、撮影ファイルのデータ量は大きくなります。

カラー/モノクロ

カラー表示/モノクロ表示を切り替えます。

上下、左右 反転

プレビューの表示を上下・左右、もしくはどちらも反転させる機能です。

ダークフィールド補正

蛍光観察や暗視野観察時、背景の色むらを軽減する機能です。

その他

シャープネス:撮影像の鮮鋭度を調整します。高くするほど輪郭がくっきりしますが、像のざらつきも増します。
ノイズ除去:像のざらつき・ノイズを除去します。高くすると滑らかな像になりますが、輪郭がぼやけやすくなります。
ネガ:像の色味を反転させて表示します。