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【MicroStudio】トリガーモード撮影時にフリーズする時の対処法

WRAYCAM-CIXシリーズ(CIX830/CIX832/CIX2000) 、WRAYCAM-LEO310、WRAYCAM-ALASKAをMicroStudioで使用する際、カメラサイドバーの「キャプチャ/解像度」パネルにて、撮影モードをトリガーモードに切替可能です。

※トリガーモードの詳細については、MicroStudio取扱説明書5.2.1.2 トリガーモードをご確認ください

トリガーモードはセンサー・タイマー等と同期させて撮影を行ったり、撮影間隔を設定してにてインターバル撮影を行うことができますが、撮影条件の設定によってはパソコンに大きな負荷がかかり、ソフトウェアがフリーズしてしまうことがあります。当記事ではその原因と対処法をご案内します。

ソフトウェアがフリーズする原因について

ソフトウェアがフリーズを起こしてしまう場合、主に以下2つの設定が重なっていることが原因である可能性が高いです。

1.トリガーモードでの撮影画像出力先が、「新しいウィンドウに表示する」に設定されている
2.概ね約1秒以下(※)の短時間露出で複数枚の静止画撮影を連続して行っている

※フリーズが発生する解像度や露出時間の設定はパソコンスペック等、ご使用環境により変動します。

上記の設定で撮影を開始すると、MicroStudioは指定された枚数分の撮影画像をプレビュー画面上に新たなタブとして表示しようと処理を始めます。その際、パソコンのメモリ(RAM)に大幅な負荷がかかり、お使いいただいているパソコンのスペックによってはRAMの容量不足によりソフトウェアがフリーズしてしまうことにつながります。

フリーズの回避・対処法について

ソフトウェアがフリーズしてしまう場合、原因となるトリガーモードでの撮影設定を変更することで回避が可能です。

トリガーモードでは複数枚の写真撮影を行うことは避けづらいため、もう1点の「撮影画像の保存先」をMicroStudio上の新規タブではなく、パソコンの任意フォルダに設定することで対応できます。

保存先の設定方法は以下の通りです。

1. トリガーモード内の「オプション(A)」をクリックします。

2. オプションダイアログが開くので、「出力」タブ内の「ディスクに保存(B)」を選択します。
3. 保存先のフォルダを選択します。必要に応じてサブフォルダを生成するように指定することも可能です。

4. 「ファイル名の形」、「プレフィックス」、「ファイルの種類」は必要に応じて設定します。
5. 全ての入力を終えると、「サンプル」欄に保存先のパスとファイル名のサンプルが表示されます。ご確認いただき、問題なければ、「適用」>「OK」をクリックし、ダイアログを閉じます。

上記設定により、トリガーモードで複数枚の写真撮影行った場合でも、MicroStudio上のタブ表示というRAMに負荷のかかる動作が行われないため、RAMの負荷によるソフトウェアフリーズが回避できます(撮影画像は自動的に指定したフォルダ内に保存されます)。