Cマウントカメラ接続時の向きについて
レイマーの顕微鏡用カメラは、すべて一般的なCマウント規格での接続のため、顕微鏡のメーカー・機種に関わらず、Cマウントカメラ接続のためのアダプタ「Cマウントアダプタ」が装着されている顕微鏡であれば、どのような顕微鏡にも弊社顕微鏡用カメラを接続してご使用いただけます。
Cマウントカメラの向きを調整するケース
Cマウントはねじ込み式の仕様となっており、上図のようにカメラセンサー側のCマウントメスネジ部をCマウントアダプタのオスネジ部に取り付けるのですが、顕微鏡に装着済みのCマウントアダプタに顕微鏡用カメラを取り付けた場合、ネジの締め終わり位置によってはカメラが側面を向いてしまう場合があります。
特にモニタ一体型モデルの場合はモニタごと側面を向いてしまい非常に使いづらいため、顕微鏡用カメラを正しい向きに調整する必要があります。
正方形型のカメラの場合は正面が少しわかりづらいですが、顕微鏡の三眼鏡筒部にレイマーの顕微鏡用USBカメラWRAYCAMを接続した場合、社名ロゴが顕微鏡双眼部側に向く(USBケーブルが背面側に来る)方向が正しい取付方向となります。
Cマウントアダプタの取付方向を調整する
多くの一般的な顕微鏡の場合、顕微鏡とCマウントアダプタはそれぞれ別のパーツであり、顕微鏡三眼鏡筒部等の側面にある固定ネジにてCマウントアダプタを固定しています。
このような接続方法の場合、アダプタは任意の方向に調整したうえで固定が可能です。
顕微鏡用カメラ・モニタの位置が想定と異なるような場合は、一旦固定ネジをゆるめ、任意の方向に調整してから再度固定してください。
注意:Cマウントネジをゆるめて調整しない
少し取付方向を調整したい場合に、Cマウントアダプタに装着したカメラを少し緩めた状態で調整しているケースを耳にしますが、このような調整は行わないでください。
Cマウント規格は、ネジの直径サイズ(1インチ=25.4mm)のほか、ネジをしっかり締めこんだ状態でのアダプタ~カメラセンサー位置までの距離(フランジバック)が設定されています。
Cマウントネジを緩めた状態で使用すると、このフランジバックが正常な値でなくなり、場合によっては焦点が合わせられなくなる等の弊害が生じます。カメラ取付方向の調整は、必ず「顕微鏡とCマウントアダプタの接続方向」を調整するようにしましょう。
Cマウントアダプタの取付方向が調整できない顕微鏡の場合
他社製品の場合、Cマウントアダプタと顕微鏡が一般的な固定ネジ接続ではなく、お客様側での調整が出来ない・容易ではない場合も考えられます。
このような場合に無理やり調整しようとすると機器が破損する恐れがございますので、詳しくはご所有の顕微鏡メーカー、もしくは購入された販売店等にお問い合わせのうえご対応ください。