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マルチインターフェース4KカメラFLOYD-4KのUSBモードでカメラが認識しない場合

マルチインターフェース4KカメラFLOYD-4Kは、HDMI・USB3.0・Wi-Fi/Ethernetといった多様なインターフェースでご利用いただける顕微鏡用カメラです。

このうち、USB3.0にてパソコンと接続して使用するUSBモードにおいて、カメラが認識できない(ソフトウェアのカメラリストにFLOYD-4Kが表示されない)といった症状が起こる場合があるようです。

原因によって対処法は異なりますが、もし同様の症状が発現した場合、以下をお試しいただくことで解決することがあります。

1. USBモードの設定確認(要HDMIモニタ)

FLOYD-4KにはふたつのUSBモードがあり、USB3.0ポートをUSBメモリやUSBフットスイッチ接続用ポートとして使用するUSBホストモード、パソコンとの接続用ポートとして使用するUSBデバイスモードのいずれかを選択可能です。

初期設定ではUSBデバイスモードになっておりますが、何らかの原因でUSBホストモードに切り替わっている場合、パソコンとUSB接続してもカメラが認識できません。

なお、確認にはHDMIモニタ(映像信号4K/1080pいずれかに対応)が必要です。

2. ソフトウェア最新版のインストール

ソフトウェアを更新することで、問題が解決する場合があります。

ご購入いただいたユーザー様の場合、以下弊社ダウンロードページより、最新版ソフトウェアを無償ダウンロードいただけます。
※初回ご利用時にはユーザー登録が必要です。

ダウンロード後のアップデート・インストールについては取扱説明書をご参照ください。

3. 本体ファームウェアのアップデート

ソフトウェアとは別に、FLOYD-4K本体のファームウェアは適宜更新されており、ご購入の時期によっては新しいものがリリースされている場合があります。

通常はHDMIモードでの不具合・挙動の修正や機能追加が主ですが、USBモードやWi-Fi/Ethernetモードで使用するばあいであっても、ファームウェアをアップデートすることで問題が解決した例もあります。

ファームウェアは各種ダウンロードページから入手でき、アップデート手順については以下記事にて解説しています。

4. USBケーブルの交換

USBケーブルの劣化・断線等により問題が生じる場合も考えられます。

同じタイプのUSBケーブル(両端子がAタイプ、USB3.0)をご所有の場合は、念のため交換してお試しください。

なおUSBハブや変換アダプタを介して接続している場合は、ハブ・アダプタを外した状態で問題が再現するかご確認ください。

※USBハブ・変換アダプタ等の使用は推奨動作環境外のため、厳密には弊社サポートの対象外となります(ハブ・アダプタが原因の可能性があるため)。

5. USBデバイスの認証設定(MacOS13以降の場合)

M1等のApple製シリコンを使用し、MacOS13以降のラップトップタイプの場合、USB等のデバイスの接続時に接続許可・認証が必要となる場合があるようです。

以下のようなアラートが表示された場合は、「許可(Allow)」を選択することでご利用いただけるようですが、3日間同じデバイスの接続が無かった場合には再認証が必要等の保護機能が働くようです。

iPhoneをMacに接続するかどうかをユーザに尋ねるダイアログ。

当該機能についての設定変更は、以下Appleサポートの該当ページをご参照ください。