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顕微鏡用カメラの接続・使用開始の手順

顕微鏡用カメラを使用される場合の、使用開始までの手順について解説いたします。

ソフトウェア・アプリのインストール(パソコン・モバイルの場合)

まずはじめに、カメラ制御用ソフトウェア・アプリをインストールします。HDMIカメラをHDMIモードで使用する場合は、カメラ本体にあらかじめ搭載されたビルトインソフトウェアで制御するため、この手順は不要です。

パソコンを使用する場合

パソコンの場合、カメラに同梱されているCD-ROMもしくはレイマーホームページ(各種ダウンロードページ)からソフトウェアをダウンロードし、インストールを実行します。

インストールの詳細手順については、以下取扱説明書をご参照ください。

タブレット・スマートフォンを使用する場合

タブレット・スマートフォンの場合は、AppStoreもしくはGooglePlayより、Spectman for iOS/for Androidをダウンロードし、インストールします(インストール手順は、一般的なアプリと同様です)。

カメラをCマウントアダプタに接続する

顕微鏡用カメラ本体のセンサー部キャップを外し、Cマウントアダプタに接続します。

キャップを外した状態では、カメラセンサー面・フィルタ面が露出しており、塵や異物が迷入しやすくなっていますので、センサー面は絶対に上に向けずに作業を行ってください。

Cマウントアダプタを顕微鏡に接続する

Cマウントアダプタとカメラが接続できたら、Cマウントアダプタの下端部を顕微鏡のマウント部に接続します。

このとき、WRAYMERロゴが顕微鏡の正面(WRAYCAMの場合はUSB端子が背面に来る向き)になるようにカメラ・アダプタの向きを調整します。

カメラと出力先の端末を接続する

続いて、カメラと出力先の端末(パソコン・モニタ・タブレット等)を接続します。

パソコンを使用する場合

USBカメラWRAYCAMシリーズの場合、カメラのUSB端子とパソコンのUSB3.0ポートを付属のUSBケーブルにて接続します。

マルチインターフェース4KカメラFLOYD-4Kの場合、付属のUBケーブルによる接続のほか、LANケーブルを用いたEthernet接続、無線LANルータを介したWi-Fi接続に対応しています。

HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2Aの場合、LANケーブルを用いたEthernet接続、無線LANルータを介したWi-Fi接続に対応しています。

Ethernet接続・Wi-Fi接続については以下ご参照ください。

HDMIモニタを使用する場合

HDMIデジタルカメラFLOYD-200・HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2A・マルチインターフェース4KカメラFLOYD-4KはHDMIモニタとの接続(PCレス)に対応しています。

付属のHDMIケーブルにて、カメラのHDMI端子とモニタのHDMI端子(入力端子)を接続します。なお、使用するモニタは映像信号1080pに対応している必要があります(FLOYD-4Kのみ映像信号4Kにも対応可)。

タブレット・スマートフォンを使用する場合

タブレット・スマートフォンを使用する場合の接続方法は、無線LANルータを介したWi-Fi接続のみとなります(マルチインターフェース4KカメラFLOYD-4K・HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2A対応可能)。

詳しい手順については、以下をご参照ください。

ソフトウェア・アプリを起動する

カメラと端末を接続したら、ソフトウェア・アプリを起動します。

接続が正常に行われていると、ソフトウェア・アプリの画面上に接続中のカメラ名称(USBカメラWRAYCAM-NOA2000等)が表示されますので、カメラ名をクリックしてプレビューを開始します。

補足:顕微鏡の光路切換に注意

カメラ用の鏡筒(カメラポート・撮影鏡筒)にカメラを接続した際、カメラを起動しても映像が映らない場合があります(プレビュータブは開いているが、画面が真っ暗)。

多くの場合、これは顕微鏡側の光路切換操作を行っていないことが原因ですので、使用している顕微鏡の取扱説明書等を確認のうえ、切替操作を行ってください。

レイマー製の生物顕微鏡BX-2700TLの場合、双眼部奥にある銀色の光路切換つまみを引き出すことでカメラ側に光路を切り換えられます。