よくあるご質問FAQ

FLOYD-2Aのリアルタイム映像を別室で観る方法

レイマーが販売する顕微鏡用HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2Aには、3つの接続方法があります。

  1. HDMI接続(有線接続)
  2. Ethernet接続(有線接続)
  3. Wi-Fi接続(無線接続)

HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2Aを接続した顕微鏡と映像を確認したい場所に距離がある場合や、顕微鏡とは別の部屋で映像をリアルタイムに確認したい場合、建物内の配線状況によっては上記のどの接続方法であっても対応は可能です。

しかしながら、有線接続の場合は各部屋に同一ネットワークのLANポートが備わっていたり、長距離対応かつ信号減衰が無いようなHDMIケーブルを各部屋に配線する等の設備環境が必要となりますが、どこでもそのような条件が整っているとは限りません。

今回は、比較的容易に環境構築が可能なWi-Fiネットワークでの無線接続を用いて、顕微鏡設置場所とは別室からリアルタイムに顕微鏡像を観察できる3.Wi-Fi接続について解説します。

FLOYD-2AのWi-Fi接続方法

HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2AのWI-Fi接続方法については、別途接続説明書にて解説しております。
詳しくは以下をご参照ください。

FLOYD-2AのWi-Fi接続について

HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2Aは、無線LANルータを介してWi-Fiネットワークに接続し、パソコンやタブレット・スマートフォン等の端末で映像の閲覧、静止画・動画撮影が可能です。

また、複数台のHDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2A、もしくは複数台の端末との接続も可能です。概要は以下のとおりです。

マルチキャスト機能(FLOYD-2A 1台を複数台の端末で使用)

HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2A(送信側)とパソコン・タブレット・スマートフォン等の端末(受信側)を1対1ではなく、カメラ1台に対して複数端末で同時に接続し、映像を共有できる機能です。

HDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2Aの標準設定はユニキャスト(カメラ1台に対して端末1~2台)ですが、本体の設定変更により3台以上の接続にご利用いただけます。

複数人で同じ情報・映像を共有する場合に便利です。

※カメラ本体の設定変更には、HDMI接続可能な1080p対応のモニタが必要です。

最大接続台数は無線LANルータの仕様に依存します。使用されるルータの最大接続可能数をご確認ください。
レイマーが販売しているHDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2AWI-Fiルータセットにに付属するルータの場合、最大接続台数は18台です。

カメラ切り替え機能(1台の端末で複数台のFLOYD-2Aを使用)

同じWi-Fiネットワーク内にに複数台のFLOYD-2Aを設置・接続し、ソフトウェア・アプリ上で使用するカメラ個体を切り替えながら使用することが可能です。

複数の診察室等があり、各顕微鏡に設置したHDMI・EthernetデジタルカメラFLOYD-2Aの映像を一元的に管理するような場合に便利です。

FLOYD-2AのWi-Fi接続で使える端末

FLOYD-2AのWi-Fi接続では、パソコン(Windows/Mac)・タブレット・スマートフォンといった、お手持ちの一般的な端末を使用できます。専用機材は必要ありません。

各端末での制御は、それぞれの制御用ソフトウェア・アプリケーションを利用します。入手方法は以下のとおりです。

パソコンの場合

制御ソフトウェア(MicroStudio・Spectman)は、商品同梱のインストール用CD-ROM、もしくはレイマーのホームページより無償ダウンロードが可能です。

※ダウンロードサービスの初回ご利用時には、シリアル番号を用いたユーザー登録が必要です。

タブレット・スマートフォンの場合

制御用アプリ(Spectman for iOS/Spectman for Android)は、Appstore・GooglePlayより無償ダウンロード可能です。

WI-Fiが繋がりやすい・繋がりにくい環境に注意

Wi-Fiネットワークに接続可能な範囲は、屋内では直線距離でアクセスポイントから100m程度と言われています。ただし電波の性質上、金属製や厚みのある壁等は透過しづらく、また窓の無い部屋間等では通信が不安定になる、繋がりづらくなることが多くあります。

また、水平方向に比べ、上下方向、例えばアクセスポイントと別の階・フロアでの使用についても、通信が安定しない可能性が考えられます。

もちろん、ルータの性能にもよってくるので一概には言えませんが、別室や別フロアでの利用される場合は、アクセスポイントとの距離・設置フロア・窓や扉といった環境を考慮するようにしましょう。