Kiwi-1200をWi-Fiルーター経由で接続する方法
顕微鏡用WiFiカメラKiwi-1200にはWi-Fiルーターが既に内蔵されている為、別途外付けのWi-Fiルーターをご用意いただかなくても、デバイス(スマートフォン・タブレット・パソコン等)で映像を取得できます。
しかしご使用用途や環境によっては、外付けのWi-Fiルーター経由でデバイスに接続いただいた方がより便利にご利用いただける場合があります。
本記事では、外付けWi-Fiルーター経由でKiwi-1200を接続することで便利にご利用いただける例と、その接続方法をご案内します。
外付けWi-Fiルーター経由でKiwi-1200を接続する利用例
今回は次にあげる2つの例をご案内します。
1.14台以上のデバイスに同時接続しカメラの映像を共有する場合
2.既存のネットワーク環境とKiwi-1200を併用したい場合
1.14台以上のデバイスに同時接続しKiwi-1200の映像を共有する場合
Kiwi-1200に内蔵されているWi-Fiルーターへのデバイスの同時接続台数の上限は13台となっています。
その為、大人数が集まる学会やカンファレンスや授業といった場で、各個人が持っているデバイスを同時接続して映像を共有することはできません。
そういった場合に、より多くのデバイスに接続可能な外付けのWi-Fiルーター経由でご利用いただくことで13台以上のデバイスで同時接続し映像を共有することが可能になります。
2.既存のネットワーク環境とKiwi-1200を併用したい場合
Kiwi-1200に内蔵されているWi-Fiルーターは、普段利用しているインターネット回線や、既存のネットワーク環境には接続されていません。
基本的にデバイスが同時接続できるWi-Fiルーターは1台となっている為、Kiwi-1200に内蔵されているWi-Fiルーターに接続すると、既存のネットワーク環境には接続できなくなります。
また、その逆に既存のネットワーク環境に接続されている時はKiwi-1200に内蔵されているWi-Fiルーターには接続できず、映像を取得することが出来ません。
そういった場合に、普段お使いのネットワーク環境で使用している外付けWi-FiルーターとKiwi-1200を接続することで、既存のネットワーク環境に接続された状態でKiwi-1200からも映像を取得することが可能になります。
Kiwi-1200と外付けWi-Fiルーターの接続方法
Kiwi-1200と外付けWi-FiルーターはLANケーブルで有線接続していただく必要があります。
接続可能な外付けWi-Fiルーターの条件は次の通りです。
- LANポートの空きが1つあること
- 接続可能なWi-FiプロトコルにIEEE802.11acが含まれていること
※接続に使用するLANケーブルは、Kiwi-1200と外付けWi-Fiルーターの設置場所間の距離をご確認いただき、必要な長さのものをご用意ください。
1.Kiwi-1200のLANポートにLANケーブルの一方を差し込みます。
2.LANケーブルのもう一方を外付けWi-FiルーターのLANポートに差し込みます。
※WANポートとお間違えのないようご注意下さい。
3.Kiwi-1200上面の接続切換スイッチをWiFiに切換えます。
4.Kiwi-1200上面のACTのインジケーターが青く点灯するまで待ちます。
5.接続したいデバイスを外付けWi-FiルーターのSSIDに接続します。
※Kiwi-1200に内蔵されているWi-FiルーターのSSIDに接続しないようご注意下さい。
6.Kiwi-1200専用のアプリ(Kiwi – camera control)又はソフトウェア (Kiwi pro)を立ち上げます。
7.Kiwi – camera controlの場合、ナビゲーション画面の左端のプレビュー開始のアイコンをタップしてプレビューを開始します。
※Kiwi proの場合はソフトウェアが立ち上がると自動的にプレビューが開始されます。
プレビュー開始から数秒経過しても映像が映らない場合、以下をお試しください。
- Kiwi – camera control:ナビゲーションメニューに戻り、再度プレビュー開始アイコンをタップ
- Kiwi pro:ソフトウェアの再起動