よくあるご質問FAQ

生物顕微鏡で使用可能な照明機器

レイマーの生物顕微鏡は、いずれの機種にも対物レンズの反対側から照射する透過照明を備えています。

通常、生物顕微鏡は固定・染色済みのプレパラート等を観察するため、特に他の照明機器は不要ですが、何らかの事情で反射照明が必要となった場合に使用可能な照明があるか、解説していきます。

一般的なリングライトは通常使用不可

反射型の照明として、もっとも一般的なのが実体顕微鏡の対物筒に取り付けて使用するリングライトです。

標本の上方からリング状に照明することで、陰影のできにくい均一な照明効果が得られる機器ですが、あいにく生物顕微鏡には実体顕微鏡のリングライト取付用のグルーブ(溝)のような適切な取付箇所が無く、装着はできません。

当然、治具等を用いてリングライトを立てる等すれば、斜め方向からの照明機器としては利用可能ではありますが、そうなるとあまりリングライトである利点がありません。

偏光LEDリングライトLPL10のように、リングの中心部のフィルタを透過することで特殊な効果が得られる照明機器であればなおさら、ということになります。

スポットライトタイプの照明機器であれば利用は可能

LEDスポットライトDLS60のように、フレキシブルアームを動かして照明方向や位置を任意に決められるタイプの照明機器であれば、生物顕微鏡でも反射照明装置として利用は可能です。

ただし、あくまでも対物レンズと標本間に斜めに照射するような使い方になるため、ある程度作業距離の長い低倍率対物レンズでの利用に限られます。
昆虫や鉱石等、不透過物をどうにか生物顕微鏡で観察したいような場合には有用かもしれません。

同軸落射照明が必要な場合は金属顕微鏡を利用

高倍率の対物レンズを用いて反射照明・落射照明で観察したい場合等、対物レンズと同軸で標本を照明する必要がある場合は、残念ながら生物顕微鏡では対応が出来ません。

このような場合は、不透過物を高倍率で観察するための機器である金属顕微鏡を用いて観察してください。

顕微鏡には種別・機種に応じた観察方法がある

一般的に顕微鏡・光学顕微鏡というと生物顕微鏡を思い浮かべる方も多いと思いますが、顕微鏡には用途や観察対象に合わせた様々な種類の機器があります。

本記事のような、本来観察対象としないものを観察する方法も全く無いとは言えませんし、工夫次第でご利用いただける幅が広がるものではありますが、基本的には観察したい対象物・標本に合った顕微鏡を使うことが非常に重要になります。

対象物に対してどのような顕微鏡が適切か判断が難しいこともあると思いますので、そのような場合はぜひ弊社までお問い合わせくださいませ。ご用途等をお伺いしたうえで、適当な機種を選定させていただきます。