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アダプタリテーナJON28/JON34の使用方法

Cマウントアダプタユニバーサルタイプを用いて顕微鏡用Cマウントカメラを接眼部や直筒に接続する場合等、アダプタリテーナを使用することで接続が安定し、顕微鏡用カメラの回転や位置ずれを防げます。

本記事では、アダプタリテーナの接続・使用方法について解説していきます。

アダプタリテーナ2種について

アダプタリテーナJONシリーズは、JON28とJON34をラインナップしています。
2種の違いは対応可能な直筒・アダプタのサイズです。詳しくは製品ホームページをご確認ください。

アダプタリテーナ JONシリーズ|レイマー顕微鏡オンラインショップ

Cマウントリレーレンズなどをよりしっかりと取り付けることができるアダプタリテーナ JONシリーズを販売しております。顕微鏡・関連用品はレイマー顕微鏡オンラインショップ

https://www.wraymer.com/adapter/jon28_34.html

アダプタリテーナの基本的な使用方法

アダプタリテーナJONシリーズは、筒状のアダプタ本体に上下各3本ずつのネジがあり、これらを締めこむことによってアダプタと顕微鏡等の直筒部を固定します。

ネジは上部がホローセットネジ(イモネジ)、下部が手回しネジになっており、ホローセット側をアダプタに固定したまま手回しネジを緩めることで顕微鏡との付け外しが容易に可能です。

ネジでの固定のため、接眼筒に接続する際は直筒側の視度補正環にご注意ください。視度補正環に重なるようにアダプタリテーナのネジで固定しても、視度補正環がアダプタリテーナごと回転するため、完全に固定することが出来ません。

また、Olympus旧式顕微鏡で目にすることのあるPT鏡筒(U-SPT・SZ-PT・SZH-PT・IX-PT・生物顕微鏡BHシリーズ三眼鏡筒など)にCマウントアダプタユニバーサルタイプを介してカメラを接続する際、ぐらつきを防止する固定具として使用可能です。

Olympus BH-2三眼鏡筒部(PT鏡筒)への接続イメージ

アダプタリテーナJONの接続手順

CマウントアダプタユニバーサルタイプGCシリーズにアダプタリテーナJON34を取り付けます。

ホローセットネジx3、手回しネジx3の先端がアダプタリテーナ内部に飛び出している場合は該当のネジを緩め、アダプタリテーナをCマウントアダプタユニバーサルタイプGCにかぶせるようにはめ込みます。
このとき、手回しネジ側(アダプタリテーナ内径が大きい側)が下側になるように取り付けます。

付属の六角レンチを使用し、ホローセットネジを締めこんでアダプタリテーナとCマウントアダプタユニバーサルタイプGCを固定します。

CマウントアダプタのCマウントネジは露出した状態にする必要があるため、アダプタリテーナの取付位置は、上図のようにCマウントアダプタユニバーサルタイプGCの最も太い箇所の上面とアダプタリテーナの上面が合う位置を最上位値として取り付けます。

※ホローセットネジで固定が出来る位置であれば、アダプタリテーナは上図より下の位置に取り付けても特に問題はありません。

アダプタリテーナを取り付けた状態で顕微鏡の鏡筒にCマウントアダプタユニバーサルタイプGCを挿入し、カメラの撮影像を見ながらカメラの向きを調整します。
向きが決まったら、手回しネジを締めこみ、鏡筒と固定して作業完了です。

一時的にカメラ・CマウントアダプタユニバーサルタイプGCを取り外す場合、手回しネジを緩めて取り外します。

アダプタリテーナJON28の使用例

アダプタリテーナJON28は一眼レフカメラアダプタSA20や旧取扱品のCマウントアダプタユニバーサルタイプNCシリーズ(NC035・NC045・NC070)などで使用可能です。

Nikon旧式顕微鏡の三眼鏡筒部(F鏡筒)への接続時には、手回しネジを全て取り外すことでスペーサーをして使用いただけます。

アダプタリテーナJON34の使用例

アダプタリテーナJON34は、現行品のCマウントアダプタユニバーサルタイプGCシリーズ(GC037・GC050・GC075・GC100)などで使用可能です。