USBカメラWRAYCAMをPC接続時USB2.0ポートと認識される現象について
2022年12月現在、現行USBカメラWRAYCAMシリーズは、いずれもUSB3.0ポートに接続してご利用いただくことが前提の仕様となっております(主に最大フレームレートに影響があります)。
USB2.0ポートに接続した場合でもご利用自体は可能ですが、USB2.0とUSB3.0では通信速度(=時間単位の情報伝送量)に約3倍程の差があるため、カメラの動作に影響があります。
主に影響を受けるのはパソコンとの通信を行う部分(リアルタイムプレビュー・動画撮影時のフレームレート)になるため、素早い追随性が特に必要ないご用途であれば、問題なく利用できるといえます。
接続中のポートの確認方法
USB2.0とUSB3.0ポートの見分け方は、以下記事にて解説していますので、ご参考ください。
また、USBカメラWRAYCAMをパソコンと接続し、MicroStudio等の制御ソフトウェアを起動した状態であれば、カメラ名の表示で確認できます。
USB3.0ポートを使用している場合、カメラリストにはカメラ名だけが表示されます。
これに対し、USB2.0ポートに接続している場合、カメラ名の隣に(USB2.0)という表記が追加され、USB2.0ポートに接続されていることが分かります。
前述のとおり使用は可能ですが、基本的にはUSB3.0ポートでのご使用を推奨しておりますので、複数のUSBポートがある場合は他のポートへの接続をお試しください。
USB3.0ポートに接続しているのにUSB2.0と認識される
USB2.0のポートに接続している場合は当然ながらUSB2.0の速度で動作しますが、稀にUSB3.0ポートに接続しているのにも関わらずUSB2.0と誤認されてしまうことがあります。
これはUSBポート自体の仕様のようですが、USBポートへのUSBケーブル挿し込み時、挿し込む速度が速すぎるとこのような誤認が起こりやすいようです。
USBポート自体がUSB3.0である場合の誤認は、通常はUSBケーブルを抜き差しすれば改善されますので、USB3.0ポートを使用しているはずなのにUSB2.0と表示が出ている場合、USBケーブルの抜き差しをお試しください。
なお、パソコンの状態によっては上記のような理由ではなく、USBポート自体の不具合によりUSB2.0と認識してしまうことも考えられます。
何度かゆっくり抜き差しを行っても誤認が解消されない場合、USBポートの故障・不具合の可能性が考えられますので、パソコンメーカー等にご相談ください。