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Microstudioトリガモード撮影時にソフトウェアがフリーズする問題の対処法

WRAYCAM-CIX832、WRAYCAM-CIX2000、WRAYCAM-LEO310では、制御用ソフトウェアMIcroStudioのカメラサイドバー「キャプチャ/解像度」パネルにて、トリガモードが選択できます。

トリガモードを使用して複数枚の写真を撮影しようとした場合、ご使用環境やソフトウェアの設定条件等によっては指定した枚数通りに撮影が行われず、ソフトウェアがフリーズすることがあります。

本記事では、当該問題について解説します。

問題が発生する原因

問題が発生する原因として、ソフトウェアでの設定およびご使用環境(パソコンのスペック等)が影響いたします。

A:ソフトウェア(トリガモード)の設定

トリガモードでの複数枚撮影機能には、撮影した画像をプレビュー画面上で表示・更新する(ビデオウインドウに表示する)、新しいタブを生成して表示する(新しいウインドウに表示する)、パソコンの任意のストレージに保存する(ディスクに保存)、の3つの表示・保存形式から選択できます。

この設定を新しいタブを生成して表示する「新しいウインドウに表示する」にしている場合、撮影するごとに画像タブが追加されていきますが、このタブ表示処理が連続した際にソフトウェアの動作が重くなり、フリーズ等の可能性が生じることが確認されています。

※その他2つの設定「ビデオウインドウに表示する」「ディスクに保存」では、フリーズ等の問題は確認されていません。

また、タブ表示処理に対して撮影スパンが短すぎる場合(露出時間が短い場合)に、特にこの症状がおこりやすい傾向があります。

B:使用環境(パソコンスペック)

主な要因はAのソフトウェア設定と考えられますが、何枚程度の表示まで許容できるかや、どの程度の短時間スパンでの撮影まで許容できるかといった点は、パソコンの仕様(特にCPU性能・実装メモリ等)が影響する可能性があります。

露出時間を数秒程度以上に設定してもフリーズ等の症状がおこる場合、使用中のパソコンスペックを見直してみても良いかもしれません。

問題への対処方法

前述したとおり、当該症状の主な原因はソフトウェアの設定、特に撮影画像の表示・保存設定にある可能性が高いと考えられます。

「ビデオウインドウに表示する」設定では複数枚の撮影画像を確認することができないため、複数枚の連続撮影を行う・撮影画像を確認/保存するという目的でトリガ撮影を行う場合、「ディスクに保存」設定を推奨します。

表示・保存設定は、トリガモードを選択した状態で、同じパネル内の「オプション」から選択可能です。
表示されたオプションダイアログの「出力」タブにて、「ディスクに保存」を選択し、任意の保存先フォルダを設定してください。