実体顕微鏡LW-820/830TとCマウントアダプタGYシリーズの接続
実体顕微鏡LW-820T/実体顕微鏡LW-830Tの三眼鏡筒部にCマウントアダプタGYシリーズを接続する際、誤って顕微鏡の撮影用鏡筒を外してしまうケースがあります。
取扱説明書のとおりに接続いただければ問題ありませんが、管理者が変更になった等で、元からついているアダプタからの交換方法が分からない場合、本記事をご参考ください。
1. 三眼鏡筒部のキャップもしくは既存のCマウントアダプタを取り外す
CマウントアダプタGYシリーズは、顕微鏡の三眼鏡筒部に接続します。
三眼鏡筒部を背面から見ると上記のようになっています。
※写真では標準付属品のCマウントアダプタ(1倍)が取り付けられていますが、ご購入直後の場合は上部にキャップが取り付けられています。
Aのネジを顕微鏡付属のM2.5六角レンチで緩めることで、キャップ・既存のCマウントアダプタが取り外せるようになります。
Bにも小さなネジがあり、こちらも付属のM1.5六角レンチで操作できますが、Cマウントアダプタの接続には無関係であるため触らないようにしてください。
※Bネジ部は三眼鏡筒のセンタリング作業(接眼レンズ観察とカメラ撮影時の中心を一致させる作業)に使用しますが、ご購入品はレイマーにて既に調整済みのため、基本的には作業不要です。
経年によりずれが大きくなってきた場合等に、取扱説明書を参照しながら調整をお試しください。
Aネジを緩めると、このようにアダプタ・キャップが抜き取れます。
2. Cマウントアダプタを取り付ける
既存のアダプタ・キャップを外した穴の部分に、取り付けたいCマウントアダプタGYシリーズをはめ込み、Aネジを締めこんで固定することで取付完了です。
なお、CマウントアダプタGYシリーズは、接眼レンズ観察とカメラ撮影時の同焦点位置が調整可能な機構を備えています。
同焦点取得方法については、以下記事をご参照ください。