無限遠補正光学系対物レンズの焦点距離について
無限遠補正光学系の対物レンズの場合、結像レンズの焦点距離というパラメータはメーカーや顕微鏡機種により異なっており、この値が異なる顕微鏡・対物レンズの組み合わせでも使用自体は可能ですが、倍率が本来の対物レンズ倍率が異なってきます。
また、結像レンズの焦点距離ではなく、対物レンズ自体の焦点距離についてお問い合わせいただくことがありますが、これは以下の簡単な式で求められます。
対物レンズ焦点距離 = 結像レンズの焦点距離 ÷ 対物レンズ倍率
無限遠補正光学系の場合、対物レンズの倍率が結像レンズの焦点距離 ÷ 対物レンズの焦点距離で求められるため、上記の式にて対物レンズの焦点距離が求められます。
例えば、レイマーの多くの無限遠補正光学系対物レンズは結像レンズの焦点距離F=200mmですので、対物レンズ倍率が4倍の場合は50mm、20倍の場合は10mm、100倍の場合は2mmが対物レンズの焦点距離になります。