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ハイ・アイポイント仕様の接眼レンズでの観察

顕微鏡の接眼レンズには、表面のレンズに目を近接させて観察する一般的な仕様のものと、レンズからやや離れた位置で焦点が合うようになっているハイ・アイポイント仕様のものがあります。

本記事では、これら2種の使い分けや、ハイ・アイポイント仕様の接眼レンズでの観察について解説していきます。

2種の接眼レンズの違い

一般的な接眼レンズとハイ・アイポイント仕様の接眼レンズは、その名のとおりアイポイント(像を結ぶ際の目の位置)が異なります。

一般的な接眼レンズの場合は、観察時に接眼レンズの表面にあるレンズ(眼レンズ)に目を近接させた状態でピントが合い、目を遠ざけると観察ができなくなります。

これに対し、ハイ・アイポイント仕様の接眼レンズでは、眼レンズから15mm程度離れた箇所にアイポイントがあり、そこに目を位置付けた際にピントが合うようになっています。眼をさらに遠ざけた場合はもちろんですが、逆に近づけ過ぎた場合も観察はできません。

ハイ・アイポイント仕様が有用となるシーン

目レンズから15mm離れた箇所は、一般的な眼鏡を掛けた場合に、眼鏡の前面から目までの距離に近似しています。

一般的な接眼レンズでは眼鏡が観察の邪魔になるため、観察する際には眼鏡をはずし、顕微鏡以外の作業時にはかけ直すといったことが起こりますが、ハイ・アイポイント仕様の接眼レンズでは眼鏡を掛けたまま観察が可能です。
そのため、掛け外しの手間が無く、作業を効率的に行うことができます。

裸眼でハイ・アイポイント仕様の接眼レンズを使用する場合

ハイ・アイポイント仕様の接眼レンズは、眼鏡を掛けている場合だけでなく、裸眼でも使用可能です。
ただし、接眼レンズに近づきすぎてしまうと観察ができないため、眼レンズから少し離れた箇所に目を位置付ける必要があり、スムーズな観察には慣れが必要となる場合があります。

製品によっては、目と接眼レンズとを適切な距離に位置付けやすいよう、高さのある目当て(アイシールド)が付属するものもあります。