顕微鏡の組み立てに必要な工具
レイマーの顕微鏡はある程度組み立てられた状態で納品されるものが多く、お客様での組み立てに労力を必要とするものは殆どありません。
一部の顕微鏡等については、安全に配送するためにいくつかのパーツに分かれており、このような場合には多少のお客様での組み立て作業が必要となっています。
組み立てに使用するネジは手回しが可能なものか、工具が必要となる場合には該当するサイズの六角レンチ・専用調整工具等が同梱されておりますので、顕微鏡が届いて使用する際、基本的にお客様にて工具をご用意いただく必要はありません。
ただし、標準仕様でのご利用ではなく、オプション品を使用する場合には若干の工具のご用意が必要となるケースがあります。以下のような場合は、それぞれ該当する工具をご用意ください(いずれも一般的なものです)。
顕微鏡の接眼レンズをオプション品と交換する場合
レイマーの顕微鏡には、標準で10倍の接眼レンズが付属しています。
実体顕微鏡SW-401Lや実体顕微鏡SW-301L、生物顕微鏡用YX-2000等の一部の顕微鏡は、あらかじめ接眼レンズが鏡筒にセットされた状態で販売しており、接眼筒には接眼レンズの不意な脱落を防ぐための抜け止めネジが備わっています。
接眼レンズを交換する場合、抜け止めネジをゆるめる必要があり、この際にプラスドライバーのご用意が必要です。小型のネジのため、精密ドライバーセット等に入っているものを使用すると良いでしょう。
位相差顕微鏡の芯出しを行う場合
位相差顕微鏡BX-2708TPHL・位相差顕微鏡BX-3500TPHLの芯出しをご自身で行う場合、マイナスドライバーが必要です。
マイナスドライバー1本は標準で付属しておりますので、特に追加しなくても調整は可能ですが、2本のネジを同時に調整したい場合には、追加でもう1本同じ程度の先端サイズのドライバーがあると便利です。
※位相差顕微鏡の光軸調整(芯出し)は、あらかじめ適切な状態にセットアップしてお届けしておりますので、基本的にはお客様での調整は不要です。
経年によるセッティングのずれが生じた場合や、操作ミス等での再調整が必要になった場合のものとお考えください。