よくあるご質問FAQ

接眼レンズ嵌め合い径の測り方

三眼鏡筒やサイドポートの無い顕微鏡にカメラを取り付けて撮影を行う場合、接眼レンズの代わりに取り付けるアダプタ(Cマウントアダプタユニバーサルタイプ)を使用します。

このCマウントアダプタユニバーサルタイプが接続できるかどうかは、接眼部の嵌め合い径(接眼筒の内径)に依存し、レイマーの取扱アダプタの場合、Φ23.2mm・Φ30mm・Φ30.5mmのいずれかであれば適合する製品の用意が可能です。

これらの情報を既に持っている場合は問題ありませんが、所有している顕微鏡の接眼筒内径が分からない場合はどのように測ればいいのでしょうか。
本記事では、接眼部の嵌め合い径の測り方を解説していきます。

接眼筒内径ではなく、接眼レンズ外径を測る

アダプタとの嵌め合い径を確認する、となると、受け側の接眼筒の内径を測ろうとするケースが多く見られますが、筒の内径を正確に計測するのは非常に難しいためおすすめいたしません。

接眼筒の嵌め合い径を確認する場合、もともとそこに嵌め合っていた接眼レンズの嵌め合い部の外径を測ることで、より簡便かつ正確な値が得られます。

上図のように、ノギスを使用して計測します。

30mm・30.5mmの判断の仕方

日本国内で流通している顕微鏡であれば、多くの場合がJIS規格で定められているΦ23.2mm・Φ30mm・Φ30.5mmのいずれかに該当します。

このうち、Φ23.2mm径に関しては特に迷うことは無いかと存じますが、Φ30mm・Φ30.5mmに関してはその差が僅かなものであるため、どちらであるかの判断が難しいことが考えられます。

例えば、Φ30mm嵌め合い径の接眼筒の場合、挿入可能なアダプタ・接眼レンズ径は必ずΦ30mm以内であり、Φ30.1mmのように30mmを超過するものはありません。そのため、Φ30mm・Φ30.5mmの判断基準としては、接眼レンズの嵌め合い部外径がΦ30mm以内であればΦ30mm、僅かでもΦ30mmを超えΦ30.5mm以内であればΦ30.5mmとなります。

30mmを超えているのでΦ30.5mmと判断

なお、どうしても計測の必要がある場合は実測することで判断できることもありますが、可能であれば嵌め合い径の情報を持っているメーカー等に問い合わせていただくほうが確実です。

レイマー製品についてご不明な場合は、お気兼ねなくお問い合わせください。