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【MicroStudio】4点角度測定 使用時の注意点

Microstudioには様々な計測機能が搭載されておりますが、そのなかに4点角度測定の機能があります。

4点角度測定は、3点角度と異なり、実際の角を作成せず、線分が延伸されていく先を推定した交点に基づいて角度を測定できるため、角丸部の角度や欠けがある箇所の本来の角度等、実際に角が判別できない箇所の測定に便利です。

ただし、当該機能は線の引き方・順番により、線分同士の内角・外角のどちらの値が返されるかが異なっているため、求めたい値に対しての線分の順番は、以下をご参考ください。

1. 線分の内角を求める場合

2本の線分が成す内角側の値を返す場合の引き方です。以下2通りの方法があります。

1-1. 1本目・2本目ともに角に対して向かう線分を引く

2本の線分を、上図のように計測したい角に対して向かう形で引き、角度計測を行うと、内角側の値が得られます。

1-2. 1本目・2本目ともに角から離れる線分を引く

2本の線分を、上図のように計測したい角から離れる方向で引いても、同じく内角側の値が得られます。

2. 線分の外角を求める場合

線分の外角(180度から内角を引いた値)を求めたい場合、以下2通りの方法があります

2-1. 1本目を角に向かう方向、2本目を離れるように線分を引く

1本目を求める角に対して向かう方向に引き、2本目の線分を角から離れていく方向に引くと、外角(上図の箇所)の値が得られます。

2-2. 1本目を角から離れる方向、2本目を角に向かうように線分を引く

2-1.とは逆に、1本目を角から離れる方向、2本目を角に向かう方向で引いた場合も、外角の値が得られます。

求める角度の使い分け

対象の角に対して、内角を求める場合と外角を求める場合で線分を引く順番が異なるため、意識をしながら線を引く必要があります。

角に対してどちらも同じ方向(角に向かう・角から離れる)だと内角が、異なる方向だと外角が求められるので、求めたい対象に応じて使い分けるようにしましょう。