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顕微鏡用スマートフォンアダプタASP880のCマウントへの取り付け方法と注意点

顕微鏡用スマートフォンアダプタASP880は、お手持ちのスマートフォンを顕微鏡に取り付けるためのアタッチメントアダプタです。

顕微鏡の接眼鏡筒として多く採用されているΦ23.2mm・Φ30mm・Φ30.5mmのJIS鏡筒に接続できる設計のため、多くの顕微鏡でご利用いただけます。

また、接眼鏡筒だけではなく、顕微鏡三眼鏡筒部にCマウントアダプタが備わっている場合でも取付けが可能です。本記事では、Cマウントアダプタに顕微鏡用スマートフォンアダプタASP880を介してスマートフォンを取り付ける方法と注意点をご案内します。

ASP880のCマウントへの接続方法

顕微鏡用スマートフォンアダプタASP880は、前述のとおりΦ23.2mm等の直筒に接続する形状となっております。

これに対し、CマウントはΦ25.4mm(1インチ)のネジ込み式となっておりますため、そのまま取り付けることはできず、Cマウントのネジ部をΦ23.2mmの直筒に変換する必要があります。

この際、顕微鏡用スマートフォンアダプタASP880に標準付属している30.5mm変換アダプタCA305を使用します。

30.5mm変換アダプタCA305

上記の30.5mm変換アダプタCA305を用いて、顕微鏡のCマウント部に顕微鏡用スマートフォンアダプタASP880を接続する手順は以下のとおりです。

1.30.5mm変換アダプタCA305のメスネジ部分をCマウントアダプタのオスネジ部にねじ込み、取り付けます。

2.スマートフォンを装着したスマートフォンアダプタASP880を、30.5mm変換アダプタCA305(内径Φ23.2mm)に差し込みます。

3.スマートフォンのカメラレンズ位置を、顕微鏡用スマートフォンアダプタASP880のリレーレンズ中心に来るように調整します。

 ※位置調整方法等の詳細については、以下取扱説明動画をご参照ください。

ASP880をCマウントへ接続する際の注意点

顕微鏡用スマートフォンアダプタASP880をCマウントアダプタに接続する場合、内部に光学系レンズが入っていないことが条件となっております。
光学系レンズが入っている場合でも物理的な接続は可能ですが、像が歪む・焦点が合わない・接眼部との同焦点が得られないといった光学的な問題が生じる可能性がありますので、あらかじめご留意ください。

等倍(1倍)のCマウントアダプタは、「ダイレクトタイプ」と呼ばれる内部に光学系レンズが入っていない仕様であることが多いですが、一部光学系レンズを使用しているものもありますので、併せてご注意ください(倍率が1倍であっても、内部に光学系レンズが入っていると光学的な歪み等の原因になります)。

光学系レンズの有無は、Cマウントアダプタ自体を覗き込むことでも確認いただけるかと思いますが、判断が難しい場合は顕微鏡・Cマウントアダプタの購入元やメーカーに確認するようにしましょう。